夜勤専従常勤として働くメリットとデメリット

夜勤専従常勤の看護師のメリットの1つ目は、なんと言っても給与が高いことだろう。

深夜手当てが加算されるので、夜勤は日勤に比べて給与が高くなる。

そして、人間関係の煩わしさがないこともメリットだ。

夜勤は少人数体制で同僚や医師などと関わる機会もほとんどないため、複雑な人間関係に煩わしさを感じることは少ない。

3つ目に挙げられるのは、休みが多いことだ。

夜勤は毎日出勤する必要がなく、月に9日程度の勤務が一般的だろう。

休みは旅行を楽しんだり、子育てに時間を使ったりとワークライフバランスが確保しやすい。

次に、看護業務以外を行わなくて良いことが挙げられる。

日勤では委員会や勉強会など看護業務以外も多いが、夜勤ではこれらの業務を免除している病院が大半だ。

最後は、夜勤と日勤の繰り返しよりも生活リズムが狂いにくいため、疲れにくいことだ。

日勤と夜勤を交互に行うと生活リズムが乱れるが、夜勤専従は夜だけの勤務なので生活リズムが崩れにくく体調管理がしやすい。

一方で、もちろんデメリットもある。

まずは、心身の負担が大きいことだ。

日勤と夜勤の繰り返しより身体は楽でも、単純に夜勤の労働は日勤に比べて心身への負担が大きくなることは避けられない。

2つ目は、患者と触れ合う時間が少ないことだ。

夜は消灯し就寝時間になるので、患者とコミュニケーションをとる時間は確保しにくい。

最後が、他のスタッフとの接触が少なく情報が得にくいことだ。

患者の体調など、必要な情報が共有できないケースもあるだろう。